ピアノの展示会やピアノコンサートの情報を知るにはどうすれば良いの?調べ方やそれぞれの特徴も紹介!
英会話などと並んで習い事で人気のあるピアノです。
多くのピアノ関係のイベントが多くあることから、ピアノ展示会やピアノコンサートに興味があって、参加してみたいと思う方も少なくありません。
しかし、どのようにして情報を知れば良いか分からないという方も多いのです。
実際、ピアノの展示会やピアノコンサートの情報は、人気アーティストのツアー情報のように簡単に分からないケースも少なくないのです。
そこで今回は、ピアノの展示会の情報を知る方法を解説し、さらにピアノコンサートの情報を知る手段についても解説していきます。
ピアノに興味のある方にとってきっと参考になるでしょう。
ピアノの展示会には2種類ある
ピアノの展示会には、大手の販売店が主催するものと常設の展示をしている博物館がイベントで展示会を開くものの2種類があります。
それぞれ、メリットやデメリットがあるので、見ていきましょう。
大手の楽器販売店が主催するピアノ展示会とは?
まず、大手の販売店が主催するピアノの展示会は、全国主要都市にあるピアノ販売店が実施するイベントです。
販売店が主催するだけあり、新品、中古といったジャンルだけでなく、グランドピアノやアップライトピアノのような形別の展示、さらには電子ピアノの展示も行っています。
メリットとしては、実際に触れられるものがほとんど、そのまま購入できるといった点が挙げられます。
まず、販売店が扱っているので、展示されているピアノも触ることができます。
場合によっては、試しに弾いてみることも可能です。
調律されていないものも含まれますが、かなり実際の引き心地を体験できるようになっている点はメリットといえるでしょう。
販売店が主催しているので、そのまま購入の手続きをすることもできます。
弾いてみて気に入った、実物を触ってみて購入したくなったというピアノがあれば、店員に声をかけて購入の手続きをしましょう。
販売員は、販売を前提に展示をしているので、支払い方法の決定や搬入方法、設置方法といったところまできめ細かく対応してくれます。
また、きちんと弾けるように調律などのチューニングも施して納品してくれるでしょう。
デメリットとしては、美術品のようなピアノが展示されているわけではない、地方ではほとんど行われないといった点です。
ピアノの展示会といっても基本は販売を目的としたイベントです。
そのため、美術的な価値があるピアノやクラシックなピアノが展示されているわけではありません。
メーカーのハイエンドモデルが展示されていることはあっても、歴史的なモデルの展示や終売になったマイルストーン的なモデルが展示されているというわけではないのです。
行ってみたら、市販品のピアノばかりだったということがほとんどでしょう。
また、販売がメインなので、売り上げが期待できない地方では開催されません。
全国の主要都市や大手楽器店の旗艦店などがあるような街でしか開催されないので、地方に住んでいる方にとってはあまり縁のないイベントといえるでしょう。
博物館で開催されているピアノの展示会とは?
博物館でもピアノの展示会を主宰することがあります。
たとえば、楽器の博物館のような場所で行われることがほとんどです。
博物館でのピアノ展示会のメリットは、古典ピアノが身近で見れる、ピアノの進歩が体系的にわかるといった点です。
ピアノの原形であるチェンバロから各大手メーカーの初期モデル、職人たちが手掛けた初期のピアノなど、希少なピアノが多く展示されており、博物館で見ることができます。
また、ピアノの展示方法も工夫されており、ピアノの進歩が分かるような展示の工夫がされています。
場所によっては現代のピアノも比較として展示されている場合があるので、よりピアノの進歩を理解できるでしょう。
デメリットとしては、購入できないこと、触れないことです。
そもそも展示品は希少なピアノで購入できるものではないため、あくまで外からみるといった形になってしまいます。
そのため、よほど企画などで音を出すというイベントでもない限り、その音を聴くこともできません。また、触れられないピアノがほとんどです。
そもそも壊れていて音が出なくなっているピアノもあるので、触ることができないピアノばかりです。
また、触ったことで破損するといったリスクもあるので、触れない距離に展示されています。
これでは実際のピアノがどんなものか分からないといった感想を抱く方もいるのではないでしょうか。
ピアノのコンサートもいくつかの種類がある
ピアノの演奏者は非常に多いことから、ピアノのコンサートもいくつかの種類があります。
・プロのコンサート
・音大のプロレベルのコンサート
・趣味のサークルなどのアマチュアコンサート
これらについてどのようなものか解説していきましょう。
プロのコンサート
プロのピアノコンサートは、国内外で活躍しているプロの演奏家による演奏で行われます。
メリットとしては、非常に高いレベルでの演奏、本格的なコンサートホールで演奏が聞けるといった点です。
プロの演奏は高いレベルでの演奏が楽しめます。
場合によっては海外の有名なアーティストの演奏も聞くことができるでしょう。
また、コンサートホールも各都市の著名なコンサートホールで聴くことができます。
音響効果が優れている施設がほとんどであり、優れた演奏がより美しい音で体験できるでしょう。
デメリットとしては、チケットの購入が難しい場合があること、遠方になることが多いことです。
チケットは高額であったり、競争が激しかったりといった理由で購入が難しい場合があります。
そのため、プロの演奏を聴くだけでも一苦労といったことも少なくありません。
また、コンサートも目当てのアーティストは遠方での演奏が多いといった場合も多く、小旅行のようになってしまうことがあります。
音大のピアノコンサート
頻繁ではありませんが、在学する学生による演奏になります。
メリットとしては、比較的安価であること、施設がそれなりに良いことです。
学生の演奏になるので、場所によっては無料というケースもあります。そのため、お金をほとんど支払わずに聴きに行くこともできます。
また、音楽を専門に教育している機関なので、ホールの音響もある程度こだわったものになっています。
規模はそこまで大きくなくとも、音にこだわった作りのところがほとんどです。
デメリットとしては、音大の近くに住んでいないと参加しにくいことと、誰がどの程度のレベルなのか分からないことです。
音大のコンサートの場合、一般の方も参加できますが、学生の家族の方が優先されるので、人数制限がある場合も少なくありません。
そういった場合、近所に音大がないと、若干不利と言えます。
また、有名音大の場合は、縁故関係などですでに埋まってしまっているといったことも珍しくないのです。
プロの演奏と違って、誰がどの程度のレベルなのか分かりにくいという所もあります。
将来の有名ピアニストの卵でも、最初は無名な方がほとんどです。
そのため、プロレベルを期待していったら、そこまで出なかった、あるいはその逆に意外なほどレベルが高かったといった予想外のことも十分起こりうるのです。
アマチュアのピアノコンサート
これは趣味のサークルのコンサートであったり、英会話教室のような習い事系のコンサートといったパターンです。
この場合のメリットは、気軽に聴きに行ける、近所でも開催されているといった点が挙げられます。
広く開放している敷居の低いコンサートであることがほとんどなので、気軽に聴きに行けます。
また、運営費の足しになるくらいの少額な料金であったり、習い事系のコンサートに至ってはPR目的もあるので無料という場合も少なくありません。
開催場所も近くの公会堂のようなところであったり、市民ホール、音楽小ホールのようなところだったりといったケースがほとんどです。
ふらっといって気軽に音楽を楽しむのには最適な手段といえるでしょう。
デメリットとしては、そこまでレベルが高くないといった点です。
確かに気軽な参加ができますが、プロの演奏に慣れている方にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。
しかも、弾き間違いなどもこれまで紹介してきたコンサートに比べて多くあります。
ピアノの展示会やコンサートの情報を知るには?
以上のようなピアノ関連のイベントですが、情報を知るにはインターネットが一番です。
もちろん、大手楽器販売店へ行ってイベントを確認したり、博物館のイベントを広報で確認したりといった方法もあります。
しかし、展示会であれば、大手楽器店のホームページや音楽系の博物館、コンサートであればアーティストや大きなコンサートホールのホームページといった手段です。
音大もコンサートをサイトで告知していることも多いです。
ただ、例外として地域のアマチュアピアノコンサートの場合は、最寄りのホールのポスターや市町村の広報誌を見てチェックするといった方法が一番です。
まとめ
ピアノ関係のイベントについて解説してきました。
ピアノは英会話のように身近な習い事ですが、演奏という外部に発表する機会があるのが特徴です。
そのため、コンサートも様々な場所で行われており、プロや教育機関も盛んに実施しています。
また、展示会についても他の楽器に比べて多く行われているので、ネットなどを利用してチェックするのもおすすめです。